2014年6月9〜11日の三日間、山形県から数学の連続講義を受けに来られたKさん(男性)

よりいただいた、講義のご感想です。

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こんにちは。

9,10,11日の3日間、ありがとうございました。

人生には何度か、電車でいうポイント切り替え地点のような所があって、
その時点では何処へ向かうかは明確には分からないけれど、その後の人生の
進む方向を決めるような出来事が存在していると思います。

私の場合のそれは、近いところでは昨年に病気で倒れ、生死の境を
さ迷った時であり、そして直近では佐藤さんに受けた数学の講義の
時であったと思います。

佐藤さんにとって私は決して出来の良い生徒ではなかったと思いま
すが、私にとってその講義は、数学という私の人生では使い慣れていな
かったものを通じて、私が観て来た世界の姿を別の観点から垣間見れ
た瞬間でした。

円がハサミで切られて線になる話や、オイラーの公式や二極性の統合、
実数と虚数というものの関係や考え方、そしてシュレーディンガーのネコの
話は、人間の元々もっている好奇心を呼び起こし、学ぶ事は、受験勉強のよ
うに退屈なものではなく、本来は楽しいのだという事を思い出しました。

そして佐藤さんの説明からは、一つの公式の背後に存在する奥深さというか
神秘さのようなものが、素人ながら時折透けて見えるような気がしました。

この世界の真実は見えない世界にあり、物質社会はその見えない世界の投影で
ある、この事こそが私が観えていなかったが、心で感じていた何者かだったの
だと思いました。

物質社会での経験に例えるならば、地上という平面空間で見ていた現実を、
佐藤さんの操縦する飛行機に乗って、上空から俯瞰するようなイメージでしょうか。

それは非常に気持ちよく、楽しい冒険のようなものでした。

その乗り物を自分で操縦するのはこれからの練習次第だと思いますが、
いずれにしても最初に人の操縦であっても、別の世界を垣間見れたことは非常に
大きな意味があることでした。

今後も今回の経験を元に、現実社会での私の行動がどこへ道が進んでいくのか
を楽しみながら、そしてまたお会いできる日を楽しみにしております。

それまで、お体にお気をつけて研究活動を頑張ってください。
そして、ノーベル賞をとってください。
(本気で。ただそうなってしまうと簡単に会うことできなくなりますね。
ただ、そのために記念撮影したのでOKです。(笑))

この世界で我々は"i"を忘れて、そして愛・(真実の)観察眼(EYE)を失い、私(I)一

になってしまったけれど、"i"を思い出して皆が再び一緒になれるという話は感動もの
でした。(合ってますよね?笑)

最後になりますが、数学が不出来な私に根気強くお付き合いいただきまして、
本当にありがとうございました。m(_ _)m

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